自衛隊の式典や日常生活で流れるラッパの音色は、隊員に時刻や号令を伝える重要な伝達手段として今も受け継がれています。起床、消灯、食事、集合など、駐屯地の一日はラッパの響きとともに進みます。
ラッパ手は各部隊から選抜された隊員が務め、基本的なラッパ譜の習得から式典での吹奏まで、独自の訓練を受けます。楽器としてのラッパはバルブ(ピストン)を持たないナチュラルトランペットで、唇の振動だけで音程を作り出す高い技術が求められます。
記念式典での「栄誉礼」や殉職者追悼式での「弔銃」の際に鳴り響くラッパの音は、聴く者の胸を強く打ちます。デジタル化が進む現代にあっても、この伝統は自衛隊の精神性を象徴するものとして大切にされています。
※本記事は防衛省の公開情報からご紹介します。

