被災地で最初に足りなくなるもののひとつが、水です。陸上自衛隊の水タンク車を紹介する41秒の映像が、広報チャンネルの「陸上自衛隊装備品」シリーズで公開されています。
【陸上自衛隊】水タンク車/41秒
タンク容量5,000リットル、毎分500リットル以上を吐き出す
防衛装備庁が公開している仕様書(DSP D 6019G)によれば、この車両の正式な呼称は「3 1/2 t水タンク車(5000L)」。用途は「飲料水などの輸送及び給水」と規定されています。
数字を並べると、輪郭が見えてきます。タンク容量5,000リットル。ポンプの定格吐出量は毎分500リットル以上。給水口は配管室の両側にあり、同時に4個以上の小口給水ができる。空車で約9,490キログラム、満載で約14,650キログラム。積んでいる水だけで5トンあるということです。
41秒の映像には、その車両が走り、給水する姿だけが映ります。派手さはありません。
並んで動く「1t水タンクトレーラ」
水タンク車には、1,000リットルを積む1t水タンクトレーラ(仕様書 DSP D 6020D)という相棒がいます。車両が入れない場所へ切り離して置いておく、といった使い方ができる装備です。
この装備には「◯◯式」という制式番号がありません。戦車や火砲のように年式で呼ばれるのではなく、仕様書番号で管理される。派手な装備ではないけれど、なければ被災地の給水所が成り立たない、という位置づけの車両です。
東日本大震災で、この車両が何をしたか
平成23年版の防衛白書には、東日本大震災での給水支援について、こう書かれています。「水タンク車や水タンクトレーラなどによる給水支援を行った」「被災地域や避難所に給水所を設置して定期的に給水するとともに避難所を巡回して給水する」。
そのうえで、道が狭く車両が入れない避難所や、水を運ぶのが難しい高齢者の多い避難所では、隊員が直接水を手渡した、とも記されています。装備の性能表には出てこない部分です。
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出典:陸上自衛隊 広報チャンネル(https://www.youtube.com/@JGSDFchannel)
※ アイキャッチ画像:防衛省・自衛隊ウェブサイト(https://www.mod.go.jp/js/photo/saigai.html)、PDL1.0
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