大規模災害で避難生活を余儀なくされた被災者にとって、入浴は衛生面だけでなく精神面でも大きな支えとなります。自衛隊は野外入浴セットを保有し、災害派遣の際に被災地で仮設浴場を開設して入浴支援を行っています。
野外入浴セット2型は約30分で湯を沸かし、1時間あたり約100名の入浴が可能な能力を持ちます。隊員は浴槽の設営から湯の管理、脱衣所の運営まで一切を担い、被災者に安心して入浴してもらえる環境を整えます。
東日本大震災では延べ約100万人以上の被災者に入浴を提供し、その温かさに涙する方も少なくありませんでした。「やっと人間に戻れた気がする」という声が、この任務の意義を何より雄弁に物語っています。
※本記事は防衛省・自衛隊の公開情報からご紹介します。

